フレンドクイズの話

 お疲れ様です。キミタケと申します。

先日Twitterで「フレンドクイズ」を実施しました。カジュアルなクイズが作れるサービスで、主にSNS上で問題作成者への理解度を測る目的で用いられるソレです。電車移動中にふと思い立ち作成してみました。時間を割いて回答下さった皆さんに改めて感謝を。まだやってない方は...やらなくていいです。

さっそく各設問を振り返っていきますね。

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第1問!キミタケが好きな古代パラドックスポケモンはどれでしょうか!

この問題の意図は...筆者の属性をクイズを通して知っていただけたら嬉しいなというテーマがあったので、まずは好みについて触れることにしました。

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この問題の答えは一応弊ブログの記事「自己紹介」をご一読いただけていれば分かりました。その情報がない場合も「スナノケガワは無いかな...」「Twitterのアイコンにハリテヤマがいるくらいだしイロモノっぽいのが好きなんだろ」というメタ的な予想から選択肢を絞れそうです。あとは先月に書いた「今年お世話になったポケモン」の記事でアラブルタケについて触れていたのでそれも判断材料になったかもしれません。

スカーレット勢なので古代ポケモンは思い入れがあり好きです。ワイルドな感じがいい。アラブルタケくん以外の選択肢のポケモンも、挙げなかったポケモンも勿論好きです。サケブシッポとかね!とても可愛いです。一番使っているのはハバカミであることは疑う余地もありません。マジでずーっと使ってる気がする。初めて3桁を取ったシーズンでは当時は珍しかった耐久振り眼鏡型を使っていました。だから眼鏡型も好き。やっぱこのポケモンってすげーですよね。

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第2問は全く同じ問題です。回答者をおちょくってみました。まあ怒らないでください。所謂アイスブレイクって奴です。

あの〜実は〜間違えちゃいました。別のポケモンを並べて作ったつもりだったんですが。でもまあ1問目で正解しなかった方がかなり正答しやすい構成になったのでこれはこれで良かったかもしれません。難易度の低い問題も意図的に入れたいとは思っていたので。2問目でスナノケガワが0%になってるのが面白い。可愛いとは思いますけどね...構築に入れるのはなかなか難しいポケモンです。

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第3問はサービス問題ですよ!Twitterのプロフィールに書いています。

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シンプルでカッコいいプロフィールです。(実績が特にない)

攻めサイクルはSVの環境的にやや難しい印象があり、新規勢である私はやはり手に馴染みにくい構築って感じです。食わず嫌いを無くそうと11月に鉢巻ツキ構築を使ったんですが意外と感触自体は良かったです。天候パは使ったことない。偏見ですが切ってるポケモンが多そうで性格的に向いてなさそう。積みなんですけど〜積み技自体はドシドシ採用するんですが、積みエースを通すサポートが多い構築はあんまり得意じゃないです。ただレートを上げたい時に壁ラオスを使ったりしてたのでやや経験はあるような気はします。対面構築使いにとって積み側の思考は結構大事ですしね。

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第4問です。正解出来ましたか?打って変わって難易度の高い引っ掛け問題として正答率25%以下を目指し作問しました。正解した人はスゴい!

この問題は正解に辿り着くのがやや難しいですが開催時期を知っていればこらる杯、もめん杯の2択で考えるとこらる杯なのが予想しやすいです。あばれる君を語る、はそれを書くためにわざわざブログを開設するか?ということなんですが25%の方が「コイツならあばれる君を語るためにブログ開設しそうだな...」と思われていてこれも大変面白かったです。そして現れる自己紹介という選択肢、いかにも魅力的です。露骨すぎる誘導です。違いました。弊ブログはこらる杯の感想をまとめる為に作られ、後整備された(されてない)ものだったんですね〜。

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第5問。これはニッチなブログ問題から離れて設問者である私の情報を開示する意図で用意しました。SVの選択肢を選んだ方が0%で良かった。弱い雑魚下手くそ等はダメージになりませんが、エアプと言われると顔がカジッチュのように赤らんでしまいます。

3タイトルの情報をある程度知っていると予想はしやすそうです。ブルーアーカイブは学園都市キヴォトスの先生として個性豊かな女生徒と共に頑張るお話(らしい)。グランブルーファンタジーは騎空艇が駆ける空の世界で、父が待つ伝説の島イスタルシアへの航路を求め旅をするお話。ウマ娘プリティーダービーは競走馬が擬人化されたキャラクターであるウマ娘をトレーナーとして育成し、目標の達成を目指すお話です。

まず、グラブルウマ娘は同じCygamesが開発したコンテンツなので、ブルーアーカイブが1つ違う選択肢だな?と想像しやすいです。それからグラブルは女性ファン層が多いコンテンツでもあるため、その情報にアクセス出来ていれば答えに結びつくかもしれません。あとはそれらの情報がない場合も、弊ブログの「自己紹介」という記事にグラブルをやっていることが、「ゆっくり実況」という記事にウマ娘をやっていることが触れられています。(そんなん分かるか)

以下は余談です。ブルアカは興味があり配信開始時にやろうかな〜と考えていたこともあったのですが、幾つか理由があり参戦を見送ってしまいました。1つ目は時期的にやや多忙であったこと。2つ目は「先生」と呼ばれることに照れくささがあったこと。3つ目は...ちょっと長くなるんですが、自分語りしてもいいですか。私はTSFというジャンルが好きなんですよ。トランスジェンダーフィクションの略称です。異性への性転換を扱うジャンルのことなんですが、私はこれが好きでね...最近だと「おにまい」がありましたね。おにまいはいい作品でしたが私はもう少しディープな路線が好きなんですよ。ジェンダーが自身の個性やスタンスに深く結びついている人間が、性転換を通して異性的な感覚に絆され、柔らかく自我を崩していく...その抵抗と敗北...愉悦と興奮...そこにはBL等の他ジャンルにない言い知れぬロマンがありまぁす!で、最近でこそややジャンルとしての認知度が深まってきたように思えますが、全然作品数がなくてですね。大手のコンテンツでこのTSを堂々と展開してくれないものか!とつねづね思っていた訳です。そこで私の目に止まったのがブルーアーカイブの小鳥遊ホシノちゃんでした。ホシノちゃんはだらしない性格から自分を「おじさん」と自称するような子なんですが、実際にはおじさんではなく正真正銘の女の子です。おじさんじゃないのかよ!クソっ...おじさんじゃないのかよ...

ホシノちゃんを知った時、私は「ああ。TSっ娘か。小さく細い体躯にピンク色の髪。暗い過去を思わせるキャラクター造形に、自称はおじさん。これは相当な変態が作ったキャラクターだな。ようやく人々は報われたんだ。」と思ったんですが普通におじさんではなく、泣きました。ホシノちゃんはとても深い萌え属性を秘めた魅力的な子だと何となく聞き及んではいるのですが、何かな〜裏切られた感があります。←知らねーよ

そういった経緯がありプレイをしていない、に至っています。←知らねーよ

グラブルは結構長くやってます。ロベリアってキャラが好きです。

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倫理観の破綻した快楽大量殺人者なのですが、一貫した価値観と純粋な心、天才的な強さを併せ持ったどうしようもないキャラクターです。今度「僕のヒーローアカデミア」とのゲーム内コラボでストーリーに出演するらしい。大丈夫ですか?

グラブルにもカリオストロというTS人気キャラがいて、彼女のことも当然好きなんですが〜ちょっとな〜また話が違うって言うか...←知らねーよ

ウマ娘テイエムオペラオーが好きです。名手称号の他、幾つかのチャンピオンミーティングで勝たせています。彼女の真摯で誠実なところ、強靭な精神力にメロメロです。

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次行きます。第6問は世紀のクソ問題を目指し作問しました。ちょっと気に入ってます。

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アヤシシ。ピクシーディンルー構築という画期的構築を立案した私は高い勝率でレート1800まで駆け上がり、最早必要なのは政治だけだと自惚れていました。その時の発言です。アヤシシを指導者として祭り上げ、真の権力者であるピクシーに目が向かないよう誘導しています。その後ピクディン構築は普通に40000位とかまで落ち込み、一時代は終わりを迎えました。

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音読。月初の楽しみの1つである構築記事の音読をポストしました。私は速読が得意なんですが、それ故に情報を早く消費してしまうので、気合いの入った記事は実際読み上げたりしています。皆さんには是非口に出した時心地良い記事を目指して執筆していただけたらと思います。

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クレオパトラ。金曜日の喜びにより、何故か韻を踏まないラッパーみたいになってるシーンです。意味不明ですが楽しそうで何より。このセリフが一番言ってなさそうと判断されていました。そりゃ普通は令和のクレオパトラにならないですもんね。他の選択肢は一応ポケモン関連なので、クレオパトラか女児向けアニメかの2択になったんでしょうか。女児向けアニメのポストは、私の下書きにあった奴を抜粋しました。いつこんな事言おうとしたのか覚えていません。「プリパラ」が好きです。

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第7問。これなかなかいい感じの問題ですね。これまではしょーもない知識問題が多かったので、ランクマ勢の皆さんに少し悩んでもらう問題を考えました。

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実際のデータはこんな感じになってます。オオニューラは大体4種類いて、

(1)かるわざオボン

(2)どくびし

(3)すり替えスカーフ

(4)その他(アクロバット、チョッキ、玉、プレッシャーまもみが等)

上から順に会う確率が高いと考えてください。どの型も初手率が高いです。対面を重視した型が多いため必然的にシャドクロが評価されたみたいですね。猫騙しは(1)、(2)共に採用されることもあるので納得です。オオニューラのシャドクロは初手の遅いコノヨザル、サーフゴーバック、削れたハバタクカミなど打つ場面が結構多いです。霊テラスとのシナジーもあります。炎のパンチはサフゴへの打点を維持しつつハッサムに強く出れますが、剣舞インファで落とせることが殆どなのであんまり強くないと思います。

オオニューラというポケモンを使っていて思ったんですが、猫騙し、シャドクロ、剣舞、どくびしといった技の警戒度が人によって異なるような印象を強く受けます。なので「それ成立すんのか?」というプレイや選出を結構多く通されます。一番やめて欲しいのはカイリューの鋼テラス竜舞。猫騙しから入るオオニューラなんて幾らでもいますし、スカーフすり替えもめちゃ裏目になります。個人的にはオオニューラとの対面ではあまり欲張らないで動いていただきたいです。(フェイタルクローで眠りを引きながら)

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第8問。急に感想。

それぞれ積み、展開、サイクル、対面の人気ポケモンを用意しました。皆可愛いと思います。

ポケモン界では古典的に対面→積み→サイクル→対面の構築タイプ三竦みが語られます。数値の高いポケモンのパワーやテラスタルによりこの図式はかなり崩壊していますが、これに則ると対面構築勢を名乗る私は積みと対面を担当するウルガモスミミッキュを選択肢から排除することになります。カバルドンウォッシュロトムの2択になりますが...現環境では対面寄りのスタンパがステルスロック始動を採用していることがままあり、クッション的な運用こそあるカバルドンも対面的思考とは大きく離れていないと解釈出来ます。よって水ロトムです。水ロトムって何かちょこざいなんですよね。序盤のシーズンですげー負けたから嫌いです!

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これ難しかったでしょ〜ヒントもないですし。意外とソロプレイヤーなんですよ(何か...正解率高いな...)

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このゲームです。とても面白かったので是非やって下さい。鍵垢でこの診断の話をしてたので交流のある方は分かったかと存じます。

鍵垢では特に表のアカウントと変わらないテンションで趣味の話とかを独りごちています。お気軽にフォローしてください。

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最後の問題です。ポケモンSVのクライマックスとクイズのクライマックスを掛けてみました。←ちょこざい

この問題は「碧の円盤とスグリくんを振り返ります」という長い記事をご一読いただけていれていれば分かります。オーガポンがドラゴンエールを受けた時、マジで大泣きしました。何故いしずえなのかという事ですが、特性がんじょうは対面構築の魂だからです。

ブログに限らず私からの情報発信は殆ど実りのないものであることが多いですが、ストーリーの感想等は比較的真面目に取り組んでいます。ちゃかすような事はしないので見ていただきたいです。

 

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現時点での上位勢を表彰します。エモルガさん、任せろさん、シードフレアさん、おめでとうございます。任せろさんはどなたでしょうか。何を任せろと言うのでしょうか。名乗り出てください。

このクイズで5点以上を取れた方は何処かしら人間的な欠落があるかもしれません。(サイコパス診断)

この診断を受けてくださった方に0点の方がいました。私はそれが純粋にとても嬉しかったです。あまり知らない私のことを知ろうとしてくれて感謝です。これを機に仲良くしてください。赤点なので再履修よろしくお願いします。

シーズン13 𝑁𝑒𝑤𝑌𝑒𝑎𝑟 秘密の記事

 お疲れ様ですキミタケと申します今回は1月になりましたねという訳で類を見ない簡易形式でS13を振り返ります。何で丁寧に振り返らねえんだよ!ブログ舐めるんじゃねえ!という怒りも最もと存じますが、最後まで構築が出来なかったので振り返りが出来ません!資格がない!堪忍しておくれ!その辺の反省をすることに文字数を費やさせてください!お願いします!!!

 

まず…私なりのレギュE、S13の環境分析をまとめます。

環境で使用される構築は主に

(1)対面スタン(新BIG構築+‪α‬)

(2)展開スタン(ディンルー、キラフロル、コノヨザルなど)

(3)攻めサイクル(ランドロスドヒドイデママンボウ/ウーラオス、パオジアン、イーユイなど)

(4)受けサイクル(チオンドクガ、ドヒドディンルーなど)

(5)純正受けループ(ヘイラッシャ/クレベースハピナス/ラッキー、グライオン/キノガッサなど差異あり)

(6)準受けループ(こだわりアタッカー運用)

(7)壁(アロキュウ)

(8)トリックルーム(サケブシッポ/クレセリアからアカツキなど)

(9)雨パ(玉イダイトウ)

(10)キョジオーンサイクル

(11)その他

といった具合に分類されると思います。このうちマッチング率が最も高いのは当然対面スタンな訳で、そこに厚めな並びを考え、残りのポケモンで他の構築の対策をすることが重要と考えました。スタンはミラーで見ると噛み合いが本当にげんなりするほど起こるので、なるべく違う並びを用意したいところ。

カイリューは概ね補完型(ラム、隠密)/スケショ型/ノマテラ型/クッション型/弱保型/渦型が構築のカラーによって割り振られていて、特に多かったのは鋼テラスASベースのスケショ型な印象です。

パオジアン、ウーラオス、ハバタクカミはそれぞれに対策が異なる型が存在していて、3体の初手出しに対しそれなりに対応出来るポケモンは多くないです。厄介。

なので、そこにある程度強そう、かつ上振れがあるオボンオオニューラから組み始めました。パオジアンのサイコファング、ウーラオスの水テラス鉢巻水流、ハバタクカミの電磁波2痺れには勝てませんが、他の型には対面で勝ち、かるわざ発動で2体目を見れます。

その後出てくるパオジアン/ウーラオス/ハバタクカミ/カイリューに対して強く出られるポケモンを考えた時、最速あまえるハバカミ妖テラス竜舞スケショカイリューが浮かび上がってきました。このカイリューは炎のパンチをピンポイント採用したので呼びやすいハッサムをワンパン出来るのが強かった。

基本選出はこの3体です。スタンにはだいぶいい勝率を誇ってくれました。

この3体で重いのがランドロスやディンルー、アカツキなどじめんタイプの展開です。なので水オーガポンを入れました。サイクル全般が苦手なので最速みがわり剣舞にしました。崩しです。アンコを匂わせて相手を日寄らせます。ヘイラッシャやカバ、キョジにも強い。ターンも稼げる。

流石にディンルー始動やスカーフウーラオス+ランドロスを抑制してくれる…と思ったけどお構い無しで出してくる人も多く、もっとあざとい選出圧力要員を探しました。ゴチルゼルです。ゴチルゼルによる受けサイクル、展開要員の抑制は明らかに「やりすぎ」なのですが、この環境でゴチルゼルを採用する眼前のコイツは「イカレている」という印象を相手に与えやすく、有利目な選出択を仕掛けられる力があると感じました。アロキュウ、ドヒド、チオンジェン、ディンルー辺りを睨みます。カイリューアカツキにスカトリすることも。私は結構出します。1回このゴチルゼルを見た上でドヒドディンルーの表選出をしてきた方がおり(対戦中ワンサイクル目のケアもなし)、順位帯によって与える圧力が変わってくるのかなと実感させられました。

あと1枠は〜、まだ重いランドロスやコノヨザルに強くてー、パオジアンとかにも強くて〜、パワーがあって型が読まれにくくて〜勝ち筋の幅を広げられてトリルとか欠伸ガチグマとかに強そうな子を探してたんですけど〜見つかりませんでした。💦

襷パオとかチョッキシビルドンとか玉ハッサムとか風船サフゴとかマゴの実アカツキとかメンハディンルーとかゴツメヘイラッシャとか電気テラバトドツキとかステラブトロスとか色々使ってたんですけど、しっくり来なくて〜…でももう1月になっちゃってたからどうしようもなくてぇ〜。ゴチルゼルがサイクルに参加出来ないからそこがやはりやりすぎだったのか。勝率は普通だったので遮二無二潜れば3桁は載せれたかもしれないんですが、構築に愛着を持てなかったのが正直なトコロです。うーん。

 

以下反省

S10くらいから終盤に勝つことに重きを置き意味もなく潜っても仕方がないだろと序盤中盤をかなり軽視していたんですが(今シーズンはステラ等の追加もあり特に)昔から宿題課題の類を後半に放置して酷い目にあってきたタチなので、プレイスタイル的に後半の追い上げが向いてないな〜としみじみ感じる結果となりました。「構築はいいのに!」にさえ辿り着けなかった感があります。そもそもスケジュール管理が杜撰で、翌日お仕事の日に深夜までやるのが常習化していました。来シーズンはとにかく試合数を稼ぐのが目標です。構築の軸(今回は実質的にスケショカイリュー)を早々と固定するのも良くないって分かってたんですが…とにかくな〜中途半端な1ヶ月だった…先月の方が頑張ってた気がします。

今回はノーカンとさせて下さい!秘密とさせて下さい!お願いします!レギュF頑張りますね!逃げます!

今年お世話になったポケモン

 お疲れ様です。キミタケと申します。

先日Xで「いいねの数だけ今年お世話になったポケモンを紹介する」というタグが回っていて、皆さんのポケモン達との思い出を楽しく拝見させていただきました。私も便乗したく簡素ではありますが記憶に残っているポケモンを紹介したいと思います。いつも書いてる記事は無駄に冗長なんですが今回は短くまとめるので…流し見してもらえればと…

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(1)ユキノオー レギュレーションA

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HBユキノオーです。

私はポケモン対戦を今作SVからデビューしました。初めは右も左も分からず何から勉強したらいいか分からなかったのですが、とりあえずビジュアルが好みなユキノオーちゃんを軸に考えレギュレーションAに挑みました。初心者は動きがシンプルな構築がいいとは良く言われますが、たまたまこユキノオーは壁展開の始動要員として適性があり、大いに助けになってもらったのを覚えています。まだこの頃はTwitterのアカウントも作ってなかったな…

壁展開は基本的に積みエースを控えさせるのが定番ですが、レギュレーションAはヘイラッシャが積みへの強力な抑止力になっていました。また竜舞カイリューを止められるアーマーガアも厄介です。ユキノオー絶対零度でその両物理受けポケモンに強く出られる点が良かったです。ターン枯らしを零度で狩るイメージ。

スカーフカラミンゴと組ませて蜻蛉返りから繰り出したりしてた気がします。

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このくらいの順位まで連れてってくれて、ポケモン対戦もっと楽しみて〜って感じになりました。ユキノオー好きです。

 

(2)ゴチルゼル レギュレーションB

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HBです。レギュレーションBが始まり、私は「自分の対戦スタイルを探す」というのをテーマに色々と構築を試していました。対面とかサイクルとか展開とかそういうのです。あとは構築の作り方みたいな。そういうプレイヤーとしてのスタイルを探していた訳です。

レギュBはパラドックスポケモンが解禁されグッと環境のパワーが高くなったんですが、プレイヤーの皆さんがこのゲームに慣れてきたのか、いわゆる「テンプレ」みたいなものが可視化されてきていました。立ち回りやテラス、構築のタイプなんかです。今後このゲームで勝つには、この流行を追う必要があるな?と感じたのを覚えています。そこで私は流行りの構築にメタを貼る楽しさを知りました。

当時流行っていたのはセグレイブ+ハバタクカミ+ヘイラッシャの「セグカミラッシャ」と呼ばれるパーティです。それぞれの役割がハッキリしていて、カイリューに強く出られるのがシンプルで強い構築でした。これをどう崩すか考えた時、ポイントは選出率が高く火力の圧力がないヘイラッシャかな〜と思いゴチルゼルを用意したのです。どんな動きをするかは一目瞭然かと思われます。キノガッサとかキョジオーンもハメれるから結構良く出してました。

ゴチルゼルちゃんを使ったシーズンはあまり勝てなかったんですが、「メタ」が自分の性分に合ってるな〜という学びがあったと思います。

 

(3)アラブルタケ レギュレーションB

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自信作!イカサマダイスのアラブルタケです。

二度目のレギュBは攻めっけのある構築を使いたいな〜と思っていて、セグレイブを固定して色々構築を弄ってました。そこで交代戦をあまり行わず各個撃破を狙う「対面構築」を知り、対面駒を沢山考察したのを覚えています。対面構築勢の始まりです。

このアラブルタケは型の誤認性能が高く、まず読まれないのが強みでした。一般的なアラブルタケは草分けと身代わりでハメる動きが多く、サーフゴーを後投げしたりテツノツツミを後投げしたり身代わりカミで起点にしたりと対策のテンプレートが多くの構築に用意されていました。その裏を突くアタッカー運用です。噛み砕くと不意打ちの両採用がイカしていて、多くのサーフゴーを闇に葬りました。ミミッキュとかにも強かったです。

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初めて3桁を取れました。このシーズンをキッカケにTwitterのアカウントを動かし始めた…と記憶しています。

 

(4)ハリテヤマ レギュレーションC

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私の相棒の1匹であるハリテヤマです。レギュCは四災がドバーッと色んなポケモンをなぎ倒してこれまでの常識が通用しなくなる感じのシーズンでしたね。強いあくタイプが流行る→やっぱ格闘タイプっしょということで白羽の矢が立ったのがハリテヤマでした。チョッキハリテヤマはイーユイとハバタクカミという環境トップの特殊アタッカーに強く、こんなポケモンがガチな訳ないだろという油断を誘えるのが非常に強力です。シーズンを通してトップメタに躍り出ることが全くなく、相手の経験値が蓄積しないポケモンなので擦りがいがありました。格闘打点とバレパンは当然採用するとして、残りはぶちかましと叩き落とすって具合か?と相手は考えるわけですよ。そっから繰り出す冷凍パンチ。いや〜決まると気持ちいいんですよね…

デカヌチャンでイーユイを誘いハリテヤマで狩る通称デカヌヤマ構築でこのシーズンに初めてレート2000を踏みました。でもその後めっちゃ負けて3000位くらいで終了。「レートを200溶かす」というトレーナーにとって価値ある経験が出来ました。

このハリテヤマのようなポケモンを使って、また結果を出したいなって思ってます。とても大切なポケモンです。ビジュはそんな好きではないですが。

 

(5)チャーレム レギュレーションC

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ホウエン地方のバレパン覚えたポケモン使うと強くねというジンクスを信じてチャーレムを採用。

火力がハリテヤマの40倍程度あり、強力な選出圧力がありました。毒テラスにエスパー打点が一貫するディンルー、猫騙しで不利を取るパオジアン、バレパンで縛られるハバタクカミなどを動きにくくさせ、カイリューやサーフゴー、ハッサムウルガモス等を呼ぶ性質があります。そこでほのパンと岩封。技構成の完成度は神の域に達していると自負しています。陽気の方が見れる範囲は広かったのですが、対面構築故に受け出しの負荷を強めたい場面も多く、意地で使ってました。チャーレムは悪くなかったんだけど勝ちきれなくて最高レート1945、最終1800くらいで終了。

余談ですが、このシーズンにアイアムチャーレムというプレイヤーと当たりました。

どちらも構築の一番上にチャーレムを据えている生粋のチャーレム狂い。どちらのチャーレムが勝ったんだ…!?

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私が勝ちました。私がチャーレムです。ちなみにどちらもチャーレムは出しませんでした。イーユイを出された記憶がある。

 

(6)ゲッコウガ レギュレーションD

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900戦くらいして16041位を取った時エースにしていたポケモンです。ゲッコウガには申し訳ないことをしました。彼と私の戦いについて、詳しくは過去の記事に記載しているのでそちらをご覧下さい。見られたくないのでリンクは載せません。

レギュDって…準伝が色々解禁された訳なんですけど、結局その主役はウーラオスなんですよ。パオジアンなどのあくタイプを縛る圧力を持ったポケモンとしてウーラオスが台頭して、環境に居座って。私が当初考えていた以上に環境はこのレギュDで大きく変わっていたんですね。そこに対応…出来ませんでした。今も出来てません。ウーラオスのいる環境に苦手意識が強くあります。後ほど触れるレギュEもウーラオスが受ける圧力が差程高くなかったので私の苦手意識がまだ続いてます。レギュFはその辺少し変わってきそうですよね。ラティオスとかウーラオスに強そうですし。

ともかくトラウマのシーズンです。めっちゃ辛かった!ゴメンなゲッコウガ

 

(7)ハリーマン レギュレーションD

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最後にこのポケモンを紹介します。「ちいさくなるハリーマン」です。

このポケモンと私の物語もこのブログに記載されています。見ないでください。

考え方を変え、結果を残していたキョジオーン軸に強く出られるポケモンとして運用しました。剣舞を積むことで速度を出し、エースとして使えるポケモンです。とても手応えがあり、レート1990まで行きました。2000チャレは4回。でも結局勝てなかったんですよね。最終は1800くらいです。

前期のゲッコウガシーズンで大変に苦い思いをしたので、このシーズンは勝ちたいという気持ちが強くありました。なので勝ちきれなかった時は大変悔しく、Twitter上でも特定の個人の名前や戦術をこそ批判はしていませんでしたが、運が絡んだ負けについて愚痴るようなポストをしてしまっていました。それを見た方が「ちいさくなるハリーマンを使ってよくそんなこと言えたな」という旨のコメントを下さったのが印象に残っています。あの際ご不快に思われた方がいたら申し訳ないです。改めて配慮が足りなかったことを謝罪します。

ただ、このゲッコウガ―ハリーマンの苦い戦いを経て、憑き物が落ちたというか、視野が広がったような感覚もありました。まだまだ未熟な私ですが、いまは焦らず実力を付けて行けばいいかな〜と思っている次第です。契機となってくれたハリーマンに、ありがとう。

 

そんな訳で、ポケモンSVの対戦を通して、そしてTwitterの運用を初めて、沢山の経験が出来ました。ポケモン界隈のゴタゴタ、公式のアレやソレ、対戦のバランス、各々色々あると思いますが…やっぱりポケモンが好きです。この1年、熱を持って取り組んで良かったと素直に思っています。

少し早くなりますが、私がポケモン界の片隅で雑草のように存在することを認めてくださった全ての皆様に感謝です。私と戦ってくれたポケモン達にも感謝。

来年もよろしくお願いします。 Love!

 

碧の円盤とスグリくんを振り返ります

 お疲れ様です。キミタケと申します。

先日配信されたDLC後編「碧の円盤」はプレイされましたか?私はしました。そのストーリーに関する感想をまとめていこうと思います。標記の通りネタバレを多分に含みますのでご理解ください。

 

あらすじ

キタカミの里での騒動から早いもので数ヶ月が過ぎたこの頃。オレンジアカデミーの新星サリュは相変わらずバトルに明け暮れる日々を過ごしていた。少しの心のしこりと共に。

そんなある日、クラベル校長と旧知の仲であるブルーベリー学園校長のシアノが現れる。ユルい振る舞いながら食えない雰囲気を醸し出しているダンディーな男だ。何でもオレンジアカデミーからの留学生としてサリュの名前が挙がり、わざわざ迎えに来てくれたそう。

これも何かの縁か…と数秒の逡巡の後に首を縦に振るサリュ。期待も不安も覚えつつ、イッシュへの飛行機に乗り込むのだった。

ブルーベリー学園はトレーナー育成に特化したイッシュ地方の名門スクール。自主性を重んじる自由な校風の元で、生徒たちは日々切磋琢磨しているらしい。海底に馬鹿デカい学校を作る規格外の設計に怯みつつ歩を進めていくと、成り行きでラブリーな女生徒が学園の案内を務めてくれることに。

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桃色の髪の彼女はタロ。お父様がジムリーダーという生粋のエリートで、しっかり者ながらどこか抜けた所もある親しみやすい性格。本人はポケモンの「かわいい」が大好きで、それを追求しているうちに強くなったらしい。特徴的な身振り手振りからは愛されて育った者特有の自己肯定感が何処となく伝わってくる。(サリュの感想です)

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ブルーベリー学園はダブルバトルが主流とのことで早速軽いバトルを楽しむ2人。タロちゃんの提案もあって、サリュは学園の授業に合流させてもらうことになった。

どうやら実践的な授業はポケモンが暮らす自然空間を4つのエリアで再現した超巨大なドームで行っているらしい。スゴすぎてヤバい自慢のドームに案内してもらうと、そこではパルデアでは見た事のないポケモン達が生き生きと暮らしていた。スゲ〜。ちなみに謎の技術でパルデアのテラスタルも再現している。ほんとスゲ〜。

割と田舎者のサリュがウロウロしながら南国エリアに辿り着くと丁度授業が始まるところだった。そつ無く捕獲の課題をこなしてじゃあ次はどうしよっかな〜と考えていると、キタカミの里で交友を深めたゼイユから電話が掛かってくる。中央のエリアにいるから来いって。な、何だろ…

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久しぶりの再会で喜ぶ2人。後ろの個性的な彼女はネリネ、ゼイユとはお友達らしい。

軽く近況を話していると、当然話題はスグリになる。やや口篭るゼイユ。どうやらスグリは最近何やら様子が変わっているらしく…そんな最中、下から声が聞こえてくる。

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そこにはその…以前のスグリからは考えられない荒んだ様子のスグリが。目前の相手に厳しい言葉を投げ掛けている。自分しか目に映っていない時、人は極端になってしまうんですよね、あーあ…辛い…

ゼイユはサリュに「アンタだけは前みたいに友達でいてあげて!」と言葉を掛ける。色々なことがあったんだな…と想像を巡らし大変に苦しい思いを抱くサリュ。そこに銀髪の学生カキツバタが合流。ムカつく頭フワ男ことツバっさんはブルーベリー学園リーグ部の四天王(タロちゃんもいる)の一人でスグリが勝ち上がるまではトップの座に座っていた実力者。祖父がイッシュでジムリーダーをしているそう。

飄々とした態度でダラしない生活を送る留年者だが観察力に長け何だかんだ人望は厚い。でも内面では複雑なアレやソレが渦巻いてるのが見えます!(サリュの感想です)

彼はスグリの暴走でヤバチャになり始めたリーグ部の問題解決のため、スグリと関係があり実力のあるサリュが「ブルベリーグ」に参加し、チャンピオンを目指して欲しいと語る。それは…スグリと戦って勝てって事ですよね…

食堂でそんな話をしてると他のブルベリーグ四天王とスグリもやってくる。気まずい!異例の留学生リーグ参加に意見が割れる一同だが、現チャンピオンであるスグリの一声で参加が認められた。そりゃスグリのことは気になるけど、こんなやり方でいいの〜!?もうよく分かんないよ〜

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全体的に全員辛い状況の中、サリュちゃんのリーグ挑戦が始まったのであった。もう逃げられないのでバトルの先に何かがあると信じて戦います。

ブルベリーグは対戦実績が認められた生徒が上位ランカーの四天王への挑戦権を得て、順不同で4人抜きを達成した者がチャンピオンに挑めるシステムになっている。サリュは事情が事情だからか四天王にいきなり挑戦出来るって話になった。じゃあ各エリアに行きます。

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まずはクイボの使い手アカマツくん。クイボの中には主に炎タイプのポケモンがいる。経験は少ないながら才能抜群の感覚派で、勝っても負けても楽しんだもん勝ちのシンプルな考え方。実家は食堂で料理が得意。タロちゃん先輩が気になっている。

ファイアローの晴れ展開で場を荒らして加速バシャを通すプランをハリテヤマ猫騙しで運良く防いだサリュはそのままペースを握り勝利。次行きます。

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鋼タイプの使い手、ネリネは学園の現生徒会長。規則を重視し、機械のように正確な指示を繰り出す頭脳派プレイヤー。幼少期からトレーナーとしての経験を重ねてきた。ゼイユと交友がある時点で想像に難くないがユーモアのある面白い女性で繊細な感性を持ち合わせている…とカキツバタも話していた。友人ゼイユの弟であるスグリと向き合い力になりたいと考えていて、険しい崖に囲まれたバトルコートでサリュと意志の強さをぶつけ合う。

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ステルスロック+トリックルームで低速エースのメタグロスを通すプラン。通りの良い熱風で対面処理に終始し、鋼テラスハリテヤマで攻撃を受け流して勝利。真っ向勝負でぶつかり合い、ネリネからバトンを受け取る。

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タロのとこに来た。ドリュウズをエースに据えるがフェアリータイプを中心に使うそう。ツバっさんとは何か他の人と距離感違くね?事情はともかくサリュとは全力で戦うし「かわいいが最強」を教えてやるとボールを構えるタロの胸を借りることに。

グランブルの威嚇、エルフーンの壁や追い風、マホイップのデコレーションなどでサポートをし、攻撃性能に優れた妖テラドリュウズを通すプランを採用していた。圧力の低い初手対面を起点にサーフゴーで悪巧みを積み、ゴールドラッシュで制圧して勝利。

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かわいい×かわいいで宇宙を創造した2人は笑顔で別れた。

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最後はドラゴンポケモンの使い手、カキツバタ。「アンタにゃ勝ってもらわなきゃ困るけどオイラも楽しみたいから本気出すぜ〜ぃ」とか言ってた。技範囲が広く対面的な戦術に重きを置いており、ワイドブレイカー、バークアウトなどを交えながらガツガツ殴ってくる。

オトシドリの捨て台詞でサポートしつつアカツキとオーガポンを展開。純粋な殴り合いでブリジュラスを砕き勝利。慣れないダブルバトルではあったがこれで四天王を無事突破した。

余談ですが四天王が皆いわゆる御三家のポケモンをパーティに入れているのがいい。彼らも若きトレーナーとして、主人公として、それぞれの物語を進んでいるんだなって思った。

残るはチャンピオンのスグリのみ。ロビーの公式戦用コートで多くの生徒に囲まれ、2人は静かに向かい合う。彼の柔らかな笑顔、悔しさを滲ませた表情、打ちひしがれてうずくまった姿を思い出しながら、髪をかきあげたスグリの視線を真っ直ぐに受け止める。

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スグリが繰り出したのはニョロトノカイリュー。こちらはマホイップとハリテヤマハリテヤマ猫騙し、ワイドガードカイリューの攻撃を凌ぎ、マホイップは瞑想で集中力を高めていく。攻めあぐねるスグリを他所に溶けるで防御を固めたマホイップに、マジカルシャインを指示する。ハリテヤマの手助けもあり、2体のポケモンを一気に戦闘不能に追い込んだ。

次に繰り出したのはガオガエンポリゴンZ。体力の減っていたハリテヤマを下げ、オーガポンを繰り出す。

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ガオガエン猫騙し、ポリゴンZの破壊光線をオーガポンが受け止め、マホイップがマジカルシャインで2体を突破。残すは2体。スグリはオーロンゲとカミツオロチを繰り出した。

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オーロンゲが壁を貼り攻撃に備える。切り札のカミツオロチはテラスタルを使い今にも攻勢に移ろうとしている。しかしサリュはもうマホイップに攻撃の指示を出し終えていた。

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サリュに勝つため寸暇も惜しみ努力を重ね、弱い自分を徹底的に憎み、思う限り最高のポケモン達を揃えたスグリ。そんなスグリを、パルデア地方には生息しない、ブルーベリー学園にしかいない、小さくて可愛いマホイップで、補助技を使って攻撃するだけの、基礎的で、単純で、ありふれた方法で、倒しました。

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思うところもあったのかスグリにキツめの言葉を投げかけるカキツバタ。彼なりにフォローを考えてただろうし鼻っ面折られてちょっとは冷静になったかよ周り見てみろよってところ何でしょうけど、スグリがずっと苦しみ続けてきた気持ちが可視化された瞬間でもありました。ブルベリーグの皆は一人一人意志を持って頑張ってただけなんですけど、いまのスグリの感情に真に寄り添うのは、やっぱ難しかったんだろうな…でもこれからさ、私達は繋がっていけないのかな…

観戦していた生徒達がコートの周りから去り少しの静かさが訪れると、キタカミで引率を務めた教師のブライアが、サリュ、スグリ、ゼイユ、カキツバタを教室に呼ぶアナウンスが流れる。交わす言葉少なに4人は教室に向かう。一応確認するとブライア先生はかつてエリアゼロを調査しスカーレットブックを書き残したヘザー氏の子孫で、石橋を知的好奇心で突き進むタイプのちょい頼りにならない大人です。

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いまいちデリカシーのない言葉を選ぶブライア先生。いいから要件なんすかと急かすと、念願のエリアゼロ調査の許可が降りた!エリアゼロ探索の経験があるサリュくんが留学で来てるのも喜ばしい!今ここに居るメンバーでエリアゼロを降りてスカーレットブックの真相を明らかにしよう!と興奮を隠せず説明する。

何で今…と思っていると扉が開き、パルデアリーグのオモダカとチリが登場。本当に正式に許可が降りたらしい。何で今?サリュはエリアゼロに何か関係がある…かもとされている「碧の円盤」をオモダカから託される。

ブライア先生は、エリアゼロの最深部の更に下層に空間が存在していて、そこには伝説のポケモンのテラパゴスがいる、と続ける。

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オイラはパス〜したカキツバタ、で、スグリはと言うと、「伝説のポケモン」という言葉に反応し同行を表明する。あーん何で今なんだ…

サリュがかつて仲間と共に立ち向かったエリアゼロの謎、今度はスグリと、ゼイユと共に解き明かすことに。

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叫ぶブライア。碧の円盤をコントロールパネルにセットすると、最深部の更に奥へとエスカレーターが降りる。叫ぶブライア。

道を塞ぐ特殊なテラスタルエネルギーの結晶は、近辺にいる「ステラテラスタル」したポケモン達を倒すことで砕くことが出来ると判明した一行。

ゼイユが結晶付近でブライア先生を野良のポケモンから守り、サリュはその間に鍵となるポケモンを探してやっつけていった。少しずつ、素の姿で話してくれるスグリ。ゼイユとサリュはその姿に微笑みつつも、これから迎える未知の未来に不安を覚えていた。

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遂に最深部に辿り着くサリュ達。そこには小さな結晶体のようなものが鎮座しており、ブライアはそれこそがテラパゴスだと推察する。それを聞き、走るスグリ

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あらゆるタイプの力を秘め、何ものにも成りうる力を与えるテラスタルの純粋な結晶体。その輝きに己の姿だけを映し、本心を吐露するスグリ。サリュを特別たらしめる伝説の力をその手に収めるため、薄い身体の全体重を掛け、テラパゴスを引き抜こうとする。それを見守ることしか出来ないサリュの顔に、結晶の輝きが反射する。

そして引き抜かれた結晶は光を放ち、程なくしてポケモンの姿に変化した。

その青い甲羅のポケモンこそテラパゴス。無垢な瞳を輝かせ歩き出したテラパゴスは、真っ直ぐにサリュの元に向かう。キツい!

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鬼気迫った表情でマスターボールを投げるスグリ。キツい!もう勘弁してくれ!逃げ出したくなったサリュの前でスグリはテラパゴスをボールに収めた。伝説のポケモンの力で再びサリュに戦いを挑むスグリ。まだ準備出来てないよ…と答えると、「俺から逃げないでね」と返すスグリ。そっか…

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岩オーガポンを繰り出すサリュ。テラパゴスはフォルムを変え、不思議な力で攻撃を半減してみせるが、どうにもまだ本来の力を出していないように見える。キタカミに居た時より更に磨きの掛かったツタ棍棒で畳み掛け、テラパゴスとの1体1を制した。

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黙っとれとは思うが同じ感想を抱いた様子のブライア。ただ、テラスタルをさせることで力を解放させることが出来るのでは?とすぐに仮説を立てる。すぐさまテラスタルをするスグリ

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更なる変身を遂げ、迸るエネルギーを目の当たりにし絶句するゼイユ、スグリ、サリュ。ブライアはヘザーの残した真実を前に喜びに震えていた。あのさ…

ヤバいよ!と真っ先に声をあげたゼイユ。スグリはその声に従いテラパゴスをボールに戻そうとするが、大きすぎるエネルギーがボールに干渉したのかマスターボールが真っ二つに壊れる。直に取り返しがつかないことになることを悟ったゼイユとサリュはポケモンを繰り出し、ゼロの秘宝に挑むのだった。

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サリュに敗れ、伝説のポケモンに拒絶され、決定的な失敗を突きつけられ、生の危機にさえ晒されたスグリはもう立ち直れない程のショックを受けていた。立ち尽くすことしか出来ないスグリの前で、サリュのオーガポンとゼイユのヤバソチャが懸命に戦う。

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ゼイユの的確なサポートとテラスタルによって一度はシールドを破るが、今度はこちらのエネルギーを吸収し、シールドを再展開する。

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ヤバソチャが倒れたゼイユはサリュを助けることが出来ない。ここにいるただ1人の身内として必死でスグリを奮い立たせようと言葉を掛ける。でも、スグリにはどうしても届かない。スグリが変わろうともがき続ける日々で、ゼイユもまた彼を助けられず、無力感を感じていたんだろうな…

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間隙を縫い、何とか再びテラスタルを展開するサリュ。ここでサリュが倒されたら、スグリはきっともう二度と立ち上がれない。これまでに出会った沢山の友達や大人達を思い、スグリを思い、サリュは声を張り上げる。

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テラパゴスのテラクラスターが輝き、オーガポンを飲み込もうとした瞬間、サリュはスグリの名前を叫んだ。その声にスグリは拳を握り…

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瞳に輝きを取り戻したスグリはサリュの隣に立ち、オーガポンの隣にカミツオロチを繰り出す。

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「ドラゴンエール」によって張り切るオーガポン。エネルギーの吸収が間に合わなくなるまで棍棒を振るい続け、テラパゴスが体制を崩した隙に、最後の一撃を放った。

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今なら捕獲して落ち着かせられる…思わずスグリを見ると、サリュが捕獲するんだと、きっと本心から背を押してくれた。放ったボールが3度揺れ、テラパゴスがこの手に収まると、今度こそ危機は去ったのだった。

 

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反省するブライアという女。ゼイユが代わりに怒ってくれて助かった。

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ようやく目を合わせて話せたサリュとスグリ。サリュの隣に並ぶことをようやく諦められた、と等身大の言葉を漏らすスグリ。そんなスグリに、サリュは「かっこよかったよ」と返す。

初めて友達と離れ、ポケモンと自分の身一つで向かったキタカミの里。そこで出会ったゼイユとスグリは、あの時自分の意思で首を縦に振らなかったら絶対に会えなかった。ポケモンバトルは楽しくて、きっと最後には分かり合えると思って、スグリと戦って、でもすれ違ってしまった。サリュだって特別なだけの人間ではなく、選択をして、失敗をする人間で、後悔だってあった。でも、ブルーベリー学園に行くことを決め、自分の意思でスグリとまた戦ったのは何故か?それはひたむきに頑張るスグリのことを特別な存在だと思っていたからなんじゃないでしょうか。スグリの気持ちが伝わったからじゃないんですか。サリュ自身が見つけた、隠された宝物だったからじゃないんですか。

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泣き出すスグリ。私(謎の女)も泣いてた。もう大丈夫だよな…

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泣き出すゼイユ。辛かったよね…でも、ここに来て良かったよね…

皆で泣きながら歩いて帰った。サリュももらい泣いてたと思うけど、笑顔にもなれたと思う。

全てが終わってブルーベリー学園に帰還した一行。スグリはサリュを呼び止める。

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スグリが勇気を出して紡いだ言葉がサリュに届いた時、地平線から太陽が顔を覗き、スグリを照らす。光を浴びた友達を見つめるサリュの瞳にもまた、輝きが宿っているのでした。

〜END〜

 

まとめ

私は良かったと思います。

私が後半のDLCで期待していたこと、それはスグリくんというキャラクターが主人公とどのように影響を及ぼし合い、どのような決着を迎えるのかという事でした。碧の円盤の描写は、まさしくその一点に注力されていたのではと思います。主人公のナラティブな感情はそれこそ性別から異なる訳でプレイヤー個人の解釈に委ねられることでしょうが、強さという呪いに縛られたスグリくんがようやく立ち止まれたことには感動を禁じえませんでした。前編から一貫してスグリくんは内省的な自己否定を繰り返していて、自分の中のイメージばかりが膨らんでいるような印象でした。後編の彼は別に前編から変わっていなくて、頑張り続けていただけなのだろうと思います。自分に厳しい言葉を掛け続ける以上、他人に優しい言葉を選べるはずもない。彼はそういう不器用な性格です。自他の境界があやふやで繊細すぎる思春期の心だから、一度自分の内側に入ってきた主人公の影響を強く受けすぎてしまった。私はスグリではありませんが、一貫した自分を持ち続けたいという欲望に関しては強く共感できる部分があります。だから、彼が主人公に涙を見せた今回の騒動は、彼にとって大きな意味を持ち続けると感じます。テラパゴスを倒した後「俺は主人公とは違う、特別な人間じゃないんだ」と改めてスグリが感じたことに不安を感じた方もおられるのかなと存じますが、私はきっと大丈夫だと思います。主人公にとって彼が特別な友達でありさえすればその気持ちが伝わるはずです。主人公から受ける優しさを彼が受け入れてくれれば、彼もまた優しさを自分自身に及ぼし、それを他者に還元して、その繋がりの中で徐々に自分を受容していけるのではないでしょうか。ストーリークリア後にスグリくんは休学してしまう訳ですが、まあ当然のようにも思えます。無茶してきたストレスが祟ったのでは。ゆっくり休んで、その後は本人も言っていた通り沢山の人に頭を下げることになると思います。中にはどうしても許せない!とスグリくんに対して思う人もいるかもしれません。でもそれでいいのかなと思います。心からの謝罪というのは卑怯ですが、自分自身のためにする行為です。過去の自分の行いを見つめるべく、地面を鏡として、頭を下げる。迷惑を被った方からしたら全く都合のいい無意味な行為になるかもしれない、それが謝罪です。その卑怯な行為をする勇気を持ったことが、彼が大人になる為に必要なことなのだと解釈します。後は行動で示すのみです。

ポケモンSVがテーマにしている「宝物」は、あえて言語化すると「ずっと大切に出来るもの」です。ネモにとって、ペパーにとって、ボタンにとって、主人公にとって、お互いと、お互いが経験した思い出は、ずっと大切に出来るもの、宝物だと言えるはずです。それは人生の大きな活力になります。主人公は作中で皆の期待に応え、ザ・ホームウェイを迎えました。その全てが宝物だと思います。しかし、DLCは事情が少し違っていて、前編では一生懸命頑張ったのにすれ違ってしまう、苦い思い出になってしまいました。それを後編のストーリーで乗り越え、自分だけの宝物に出来るかどうか。それがこのゲームで一番大事なポイントだと考えていました。だからスグリを考えるべきなんです。私は個人的にスグリが好きですが、それ以前に丁寧にスグリの在り方を描写することがこのゲームにおいて大切だったのだと思います。

DLC後編のストーリー部分はやや賛否が分かれていて、ともっ子について、テラパゴスについてなど明かされていない謎をそのままにしている点とスグリくんのキャラクター性についての点が主な論点かと思われます。ですが前述の通り、これはバイアスの掛かった個人的な感想ではありますが、結論としては碧の円盤は描写すべき点は良く描写してくれた…と思っています。画面の作りやBGMなどまで言及すればそこも良かったです。最後のシーンのスグリくんに光が差し込むシーンなんかは最高でしたし、テラパゴスのBGMはこれまでパルデア、キタカミで体験した色んな思い出が複雑なフレーズと高度なリミックスで蘇り、戦いの先に希望を感じさせつつも緊張を促す最高のクオリティで完成しています。そういった「良い点」を思うと、私は「碧の円盤は良かった」と言わざるを得ません。わかって欲しい。

なので、まだ描写して欲しかったアレやコレに関しては、また追加コンテンツ有ればいいな〜…とそういう方向で考えることにします。これは意思表明です。

改めてスグリくんのキャラクター性について何すけど〜それよりブルベリの大人たちの方がどうなん?と思うのが正直な気持ちです。ブルーベリー学園は自主性を重んじる名門校ですが、生徒が力を持つあまりチグハグになってしまったのが各生徒にとって不運でした。カキツバタスグリに向けられる批判的な意見は本来教育者である大人達が受け止めるべきです。そこは気になるよね。イッシュはそういうノリじゃないのかな?

まあ…こんな感じです。ポケモンSVは最高のゲームだけど苦しくもありました。

この振り返りは割と自分用に書いている認識ですがポケモンヲタクの皆さんはどんなことを感じたのでしょう。是非何かの形で教えてください。「スグリはしょーもない男や」みたいな感想でも、熱量がある感想なら嬉しい気がします。お願いします。頼む。
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↑気まずい

シーズン12 振り返ります

 お疲れ様です。キミタケと申します。二度目のレギュレーションE環境は楽しめましたでしょうか。すっかり冷え込むこの頃ですが、ランクマハートはアチアチでいきたいものです。(?????)

今月は生活との兼ね合いでランクマッチにあまり時間を割けなさそうだと分かっていたので、結果は勿論上を目指すとして学びのある月にしたいなと考えました。そこで普段愛用している対面構築を手放し、サイクル構築を組んでみました。本記事ではその取り組みを書き残します。

強いプレイヤーの強い思考とは程遠いですが、ご覧になる皆様にとって、そしてこれから振り返りをする私にとって、何か有益なものになればなと思います。

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・構築を組む

まず、サイクル構築を組む上でどんな思考からスタートすればいいのかを勉強しようと思いました。そもそもサイクル構築とは何なのか。勝ち筋を追う上で交代の選択肢が多い構築だとは理解しています。だから何だ。行き詰まりました。

とりあえずあまり使ったことがなくて顔が好きなポケモンを使おう!と思い、トドロクツキを軸に据えてみました。トドロクツキは叩き落とすを習得したことで評価が高くなったポケモンで、相手に与える負担の高さがウリです。

シーズン11の上位ではエナジー竜舞型をカバルドン、サーフゴーなどと組み合わせて展開していく構築が注目を集めていたので、ややメタが薄そうな最速鉢巻型にすることをここで決定。殆どのオーガポンを逆鱗で突破出来る点が環境的には一番の強みと言えます。

この鉢巻アタッカーを通すためにシーズン序盤は色々サイクルっぽいポケモンを試してみました。今から思いつく限りクドクドと書いていきます。

まずサフゴを呼びそうで且つ使ったことの無い水テラスのキョジオーンを並べてみました。キョジオーンは竜舞カイリューに勝てるように鉄壁持ちにしてました。

で、HBとHDのポケモンを並べたかったので物理受けのギャラドスと特殊受けのキチキギスを用意したのですが(この二匹はビジュアルが私好み)、私はキチキギスを2匹しか持ってないのでもっと自由に型を弄れるポケモンを使いたいと思い直し、再生力とステロ耐性、型の匿名性、ツツミへの受け出し性能の高さ、叩き落とすなどが優秀なチョッキコジョンド(電車で考えた)を使ってみました。

叩き落とすの選択肢を増やすことでキョジオーンを動かしやすくしよう...みたいな感じです。

いい感じに面白ポケモンで使っていて楽しかったものの、ギャラドスと微妙に相性が良くない気がしたのでギャラを解雇し、新たにHBドヒドイデを雇用しました。

満足気にドヒドコジョンドにトドツキキョジと並べて楽しんでいましたが、残酷にもこの構築が完璧にランドロスの餌だという事実が朧気ながら浮かび上がってきました。

HDランドロスはハバカミに強く環境のニーズに合った万能サイクルパーツだという印象があったのでこれを採用してみることに。威嚇の誤魔化し性能、相手のランドロスは五分と非常に出しやすそうなポケモンです。

ヒドランドの並びはまあ当然というか完璧に強かったんですが、今度は完璧にツツミに弱くなってる事実がはっきりと浮かび上がってきました。

ランドがしっかりハバカミに強いので妖耐性はそこまで重要じゃないかなとの思いからドヒドイデをHBミロカロスにしたり、やっぱりドヒドイデにしたり、キョジオーンの調整を変えたり、色々。悶々と日々を過ごしました。

ここまでの序盤ランクマで見えてきたのはランドロスとトドツキがシンプルに強いという点のみだったので、他の要素を全て解体して再出発を図ることに。

実戦で行き詰まった時は座学に立ち返るべきだと考え、前期に結果を残された上位プレイヤー様の構築記事を見返すことにしました。とりあえずトドツキ入りのを読んでたら、219位の方が記事内でこのような記述をされていました。

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名文です。要はトドツキのような軸のポケモンから必要な要素を持つポケモンを次々配置していけば良いということなのだと理解しました。

確かにトドツキは悪、竜の攻撃範囲なので妖テラスで簡単に止まります。アイへがあればいいっしょ〜と楽観視していたのですが、切り返しのテラスにより生まれた1ターンは当然大きな隙を晒してしまいますね。

そこで、妖に強く出られる鋼、毒の要素を持ったポケモンを探し始めることに。

現環境で採用される印象的な妖テラスはヘイラッシャ、カイリュー、アーマーガア、キョジオーン、アカツキの物理受けテラス、ハバタクカミの一致テラス、イーユイ、イダイトウの切り返しテラス辺りかな〜と思いました。電磁波で切り返しが出来るカイリューと蜻蛉で対面操作が出来るアマガが特に嫌だったので、それらに強そうなサーフゴーを入れることに。初めはアタッカー気質が強く崩しをしやすいCSスカーフ型を考えていたのですが、クッション的な繰り出しやすさ、先に使っていたHDランドロスとの相性を加味して普通のHBゴツメサフゴに決定。脱出パックサフゴや毒々玉トリックサフゴ、いのちのたまサフゴ、食べ残しサフゴなどは語られぬまま歴史の闇に消えます。

とりあえずこの三体(トドツキ、ランド、サフゴ)を固定してみて思ったのは、「あっ、これがカバツキサフゴか」ということでした。アレ何で流行ってんの?ステロ+竜舞エースは分かるけどさあ〜と間抜けに眺めてたけど、タイプの相性がいいんですね。流行りには理由があります。

次に思ったのは、あまりにもパオに弱くないか?ということでした。テラスを切らずにパオに勝てて、電気テラバを1発耐えるくらいの耐久力があり、出しやすいポケモンを求人したところ、ウーラオスとテツノカイナが面接に来ました。皆さんはどちらの格闘家を採用しますか?

パオウーラを意識するならカイナに軍杯が上がります。ボルトチェンジ猫騙しも魅力的です。

パオカイリューを意識するならウーラオスでしょう。型の多さが優秀で、汎用性はこちらが勝りまそうです。

今回はウーラオスを採用。ラオスの方が相手に与える圧力を想像しやすいような感覚があったからです。肝心の型はまあ、襷でもパングロでもスカーフでも良かったのですが、テラス無し+ステロ込みでハバカミやアカツキ、イーユイ、ツツミと対面するシチュエーションが脳内シミュレーションで何度か演算されたので、想定を崩すチョッキウーラオスにしてみました。

残るは2枠です。ここまでで現構築に足りないのは「特定の構築に対するメタ」と「高速枠」だと考えました。まず前者から考えていきます。

もし私がこういったトドロクツキ構築を崩すなら。確実なのはミミッキュによるトリル展開やアロキュウによる壁展開かな〜と思いました。物理耐久の高いアカツキやウーラオスはステロ込みでトドツキを突破出来そうなので、それらを補助する勝ち筋を持った構築に弱そうです。あとはHBキョジオーンにも負けそう。

それらに強いポケモンと言えばモロバレルでしょう。キノコのほうし+パックリフスト、積み展開の切り返しになるイカサマ、草テラスと妖テラスに圧力を与えるヘド爆。初めて使いましたが凄く強かったです。クッションとしての価値は勿論、ターンを稼ぐ動きが出来るので上記の戦術に対して滅法強いと思います。パオやオガポンと対面してしまってもテラスで切り返せますし、天敵ヒードランは減少傾向にありますしね。出しやすい。

最後に「高速枠」です。極端な受け構築やトリル構築でもなければ、最速パオジアンより速く動けるポケモンがいると構築が形になりやすい...と以前考察をしたことがあります。スカーフ込みでS135族を抜けるポケモン(イーユイなど)を高速枠としてピン刺しすると経験値のあるユーザーにスカーフを読まれるので、やはりカミツツミが強いかなと思います。

ここは使い慣れているハバタクカミにしました。

耐久振りベースより速めのカミにした方がスイーパーとして使いやすそう+ミラーに強そうだと思ったので、CSエナジー電気テラスを選びましたモロバレルと組まれているカミは眼鏡を想定されやすそうな雰囲気がしたのであえてズラしてみた感じです。電磁波持ち(カイリュー、カミ、ロトム等)を拒否手段する手段は構築に複数欲しいですし、数あるハバカミの型の中で特別強いとは思いませんが、環境的にはマッチしていると思います。最初は受け崩し特化の黒まな滅び型を使っていましたが、その禁忌の術が使われることはありませんでした。当たらないから別の型にした。結局147戦して受けルは1回しか当たらなかった。(ハイボ級でした)

構築が一応の完成をしたのは11月24日とかでした。慣れない構築を組むのは大変だな〜と思いました。

では改めて個体を簡単に紹介します。

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・トドロクツキ

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最速がいいと思います。終盤は意地パオが増加しており、その上を取れるのは大きな価値を感じました。あとミラー多いし。

テラス鋼は「エナジーなら飛行、違うなら鋼だろ」というレベルで読まれるのがキツいですが、ノマテラ神速に耐性を持てる点がどうしても強いです。読まれすぎているので時にダイスカイリューの前でテラスを切らずに突っ込んだりします。攻撃範囲と電磁波耐性の2つから電気テラスツキも強いと思います。

ツキは型が多いのでこだわり1点読みはされにくいかな〜と思ったんですがパーペキにこだわり1点読みされまくりました。

とても強いポケモンだと思います。特に文句もないです。

ランドロス

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岩投げ上手男です。有利対面で岩封、不利対面で岩封、困ったら岩封と動きます。

挑発を採用することで初手ディンルーとカバ下げに強くなれます。ディンルーは構築にステロが刺さっていないので出されるかはまちまちでしたが、カバ展開はまあまあ刺さってそうに見えるのかよく選出されたので恩恵を受けました。カバ下げに強いということは、カバツキサフゴに強いということです。

炎オーガポンに不利を取らず、スカーフを匂わせて相手に中間択を選ばせる点が激烈に強いポケモンだと感じました。もちろんカバルドンと差別化出来ています。今期はサイクル構築というよりランドロス構築でした。ツキの次に出しています。

SVの準伝環境はステロを初めとした展開要素が非常に強く腐りにくいので、対面サイクルを問わず構築に入れやすい、入れる優先度が高そうです。

・サーフゴー

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昔使ってた普テラの個体を妖テラに変えました。一般的なゴツメサフゴは水テラスが多そうなイメージですが、パオ、悪ウーラ、トドツキに強くなりたかったので妖をお試し。

スカーフもな〜見れる範囲増えそうで強そうなんですけど...あと悪巧みシャドボで電磁波切ってもいいとは感じました。

コノヨがいたら出します。ドヒドがいる時は出したり出さなかったりします。取り巻きに多い火力高めパオは電気テラスだったりラムだったりするので。カイリューが明らかに物理受けっぽい雰囲気を出してたらなるべく出します。モロバレルを出せなくてウーラオスが辛そうな時は出します。

ウーラオス

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この枠がこの構築の悩みどころなんですよね。更新要素はここだと思います。

前期66位の方の調整をパクリました。他のチョッキラオスと比べてもとても使いやすい強い調整です。サイクル構築であってもこういった対面的な駒を入れることで随分動かしやすくなるなと感じました。

ラオスを選んだのもチョッキなのも悪くはないんですけど...もっとな〜別のポケモンにも出来そうではあるんですよ...

モロバレル

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強い。

ウーラオスのスピナーやカイリューの神速を意識するとB特化が強そうだったのでわざわざ作ったんですが、Dに振るとアカツキ入りに出しやすくなることに気づいたので4ヶ月前に作ったモロバレルを引っ張り出してきました。

当然身代わりもラム持ちも呼ぶんですが、持ち前の耐久力と後攻パックリフストによりカバーがしやすいのがイケてます。

ヘド爆切って光合成も強いとは思いますがツキとの相性を優先してヘド爆に。

後攻で動きたいなら個体値落として性格は冷静がいいんじゃと思ったかもしれませんがアカツキに岩封を入れて上から動きたい場面があるかもしれないので素直に王冠使って図太いにしています。あとレイド産なので攻撃は最高です。

リフスト外し→痺れ→最速起きで殴り頃された時は「ステーキにして食べちゃおうかな」と思ったくらい愛着が湧きました。

しかしモロバレルで気になるのは、「コイツがいるってことはサイクルか こだわりエースがいるな」と読まれてるんだろうな〜という事です。

ママンボウとかいると私も同じことを考えます。その分、この子を使う場合読まれても強い構築に仕上げる責任があるのかもしれませんね。

・ハバタクカミ

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語ることもない。とても漢らしいCS特化です。

コンセプト的に上3つは確定として、何故電磁波を採用しているのか。CSならマジフレとかが良さそうに見えます。

これには理由があって、1舞したツキや1スケショしたカイリュー、スカーフイーユイと対面した際に電磁波が安定行動になるからです。特にA上昇エナジーツキ対面でテラス切って2舞目を積んでくるパターンが現環境で多かったです。仕方なかった。

眼鏡イーユイのオバヒ耐えなど多少耐久調整をした方がいいんだろうな...と思いながら使っていました。

 

苦手な構築、ポケモンはスカーフウーラオス、月の光ガチグマ、ヒスイヌメルゴンヒートロトムマリルリ、ビルドエース全般、ドヒドディンルー、受けル全般辺りです。

 

・まとめ

(1)環境を分析しない

サイクル構築を組む上で印象的だったのは、「この環境は終盤こういうのが流行るからこういう対策をして〜」という机上のメタを張らずに済んだ点です。勿論考察はしますが、結局は軸に据えたポケモンが環境に通りやすければ取り巻きを微調整するだけでどんどん潜れるのが好感触でした。その分アタッカーやクッションのポケモンに対する信頼がないといけないので、得意だからサイクル思考を使う、というよりは、環境に刺さってるポケモンを見つけたからサイクル思考を使う、という順序で考えた方がいいのかなと思います。

(2)運ゲーは少なかった

サイクル構築は常に交換読みの択が付きまとうしょーもない破綻運ゲー構築だと偏見を抱いていたのですが、実際は(ポケモン対戦の世界で生きていると必ず発生する運要素はともかくとして)普段使っている対面構築と運ゲーの総量は体感変わらなかった気がします。とんボルチェンなど交換技を次々に発動する構築は偏見通り運が絡みやすいと思いますが、サイクル構築にもカラーがあって、対面的な駒を入れたり、サブプランを仕込んだり、相手の型判別までに行う中間択を読んだり、様々工夫があるんだろうなと感じました。

本構築は電磁波こそあれど運勝ち出来る要素が多くないですが運負けもしにくく、大型連敗が続かなかったのもやりやすかったです。

(3)憎悪の雨が止む時

先月の今頃、私は非常にイラついていました。ご自慢の構築が「何故か」刺さらず、言いたいことも言えないこんな世の中が心底ポイズンだと思っていました。1ヶ月間頭を冷やし続けて、大分冷静さを取り戻せたような気がします。やはり(実際はどうあれ)勉強になっているという実感の元プレイ出来たのが精神的に良かったです。今後の構築で交代を組み込んだ勝ち筋を見つけやすくなるといいなと思います。

シーズン1から毎シーズン構築の軸を変え、レンタルを使わず潜り続けています。今月はオリジナリティのない構築になってしまいましたが、これも自力を身につけるための有効な筋トレ、実りある瞬間となってくれれば欲しいものです。

(4)敗因

終盤に十分な時間を取れなかったのが一番の原因だと感じています。これは「時間があれば勝ってた 構築も強いし実力もある」と負け惜しみたい旨ではなく、実践を重ねればもっと構築の解像度を高められたし、マッチング含む上振れを期待出来ただろうということです。それは事実だと思います。

ただ、私は忙しいという言葉が嫌いです。時間は誰もが平等に与えられていて、優先順位を付けているのは自分です。ポケモンより仕事を優先せざるを得ないのは私が雑魚だからだと言わざるを得ません。「忙しいから」を逃げ道にせず、真剣に取り組まないと切磋琢磨する対戦相手にも失礼になってしまうかなと思います。

 

以上で今月の振り返りを終わります。

結果を残していないプレイヤーの駄文長文を読んでくださった好き者の皆さんに心から感謝申し上げます。また来月から楽しみましょう。

感想の類、お気軽に反応下さい。

ここまで音読した方がいたらすごいです。

 

文脈皆無の余談ですが、YOASOBIのBiri-Biriが超良かった。聴いてない人は直ちに帰宅しYouTubeのPVを開きなさい。SVの対戦に色々思うことがある人が多いのも分かりますが、このコンテンツが好きです。エンジョイしていきたいと思います。

ゆっくり実況

キミタケ)お疲れ様です。キミタケです。

ハリテヤマ)よお。俺は相棒のハリテヤマだぜ。

 

キミタケ)今日も元気にポケモン対戦実況やっていきますか!

ハリテヤマ)今日の主役はHBキョジオーンだよな?早速対戦の方に…

???)ホッホッホ…お待ちなさい!

ハリテヤマ)何だお前!

???)何だではありません!

オトシドリ)私です!オトシドリですよ!

ハリテヤマ)おっおう…お前か…一体何の要件なんだ?今から実況しようって時に。

オトシドリ)いやはや、空の散歩途中に全く聞き捨てならない言葉が下から聞こえてきたものですから、急いで降りてきて差し上げたのです。この私が翼を畳み、わざわざね。寧ろ感謝していただきたいものです。図体ばかり大きいようですが、やはり気は回らないようですね。

ハリテヤマ)何言ってんだお前。塩投げるぞ。それで、聞き捨てならない言葉ってなんだよ。今日の主役がHBキョジオーンだってことか?確かに上手くもないプレイヤーの塩試合なんて絶対に再生数は回らないだろうが、こういうのはコツコツやるのが大事なんだよ。誰かが見てくれるよ。

オトシドリ)やれやれ…そんな話はどうでもいいんです!私が言いたいのはね…

オトシドリ)キミタケの相棒は貴方ではなく!私オトシドリだということです!ホッホッホ!

ハリテヤマ)何言ってんだお前。馬鹿なこと言うな!このチャンネルはキミタケと相棒のハリテヤマが織り成す軽妙な掛け合い一本でやってきたんだよ!今更横槍入れんじゃねーよ。

オトシドリ)愚かな!貴方のような臭そうで華のないマイナーポケモンが矢面に立っていいはずないでしょう。今までの全てがおかしかったのです。

オトシドリ)その点私は知性と華がありますし、何よりキミタケが未熟だった頃、共にパルデアを巡った旅パの一員です。そして人気ゆっくり実況者のしぇいど氏が主催した大型仲間大会の令和相棒自慢杯2023では相棒枠として選出された過去があります。

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ご理解いただけましたか?貴方ではなくこの私、オトシドリこそが相棒の座に相応しいということに。退きなさい!つっぱりポケモンハリテヤマ

ハリテヤマ)いや…うーん、お前も大事な仲間ではあるだろうけど。でもさ、お前ってランクマじゃ通用しないポケモンだろ。令和相棒自慢杯の話してるけど、お前がそういうポケモンだからエンジョイ寄りの仲間大会で主役に抜擢されたんだ。分かるだろ。そんなお前がランクマを扱うチャンネルで顔役をやるのは説得力に欠ける。その点俺は並み居る厨ポケ達と戦い、キミタケとレート2000を達成した実績がある。

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そりゃ今の環境じゃ厳しいかもしれないけど、お前とは格が違うんだ。悔しいだろうけど、お空の散歩でもして気持ちを切り替えてこいよ。

オトシドリ)ムキーーーーーーーーーーーー!!!!!💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢💢何処までも無礼なポケモンです!いいでしょう!今雌雄を決そうではありませんか!貴方を殺します!

ハリテヤマ)おう掛かってこいや!俺がお前に負けるわけねーだろ!お得意の石撒きでもしてみろ!

オトシドリ)貴方の貧弱なBを粉砕しましょう!ブレイブバーーーード!!!

 

ドカ!ボコ!バキ!

 

キミタケ)トホホ〜こんなんじゃ実況にならないよ〜。

キョジオーン)ソウダナ。

 

キミタケ)まあ気を取り直して実況行くよ!お相手のパーティは典型的な対面構築だね。魔理沙はどう思う?

魔理沙)そうだな。パッと見ではトドロクツキとランドロスで有利なサイクル戦を仕掛けられそうだが…お相手のカイリューが妖テラスの物理受けだった時厄介だな。電気テラスのハバタクカミなら対応出来るし、腐らず活躍させられそうだ。

キミタケ)じゃあ選出はその3体で決まりかな。お相手のユウキさん、よろしくお願いします!

 

以降の文章(2000文字くらい)を間違えて消してしまいました。ここからはもっとクソだったのでもう書くなとポケモンの神が言っているのかなと思いました。

実際動画クリエイターの方はすごいですよ。私は所詮消費者側なので、そういった方々のクリエイティブなスタンスにとても助けられています。いつもありがとう。

以下最近私が見ているゆっくり実況チャンネル紹介(敬称略)

・にとらぼCHf:id:kimitakex:20231113064416j:image

結構真っ当というか王道なゆっくり実況 編集が丁寧で音声が聞き取りやすくて字幕の文字が見やすくて画面占有率が大きい立ち絵も可愛い

紹介するポケモンはマイナー寄りだけど実用に耐える範囲のポケモンを攻めているのを感じる

 

まののノちゃんねるf:id:kimitakex:20231113065114j:image

役割論理でランクマに潜る動画を挙げている方 独自性が強く五七五調のセリフや手書きのポケモンなどがとっても可愛い

明らかに手間暇掛かりまくりの動画なので時差があるけど、シーズンを振り返る感じで毎回楽しみ

 

にむのホウエンCHf:id:kimitakex:20231113065631j:image

最初はにむCHだった チャンネル名通りホウエンポケモンを主役にランクマに潜っている

ホウエンポケモンとチャンネルのキャラクター達がわちゃわちゃしている感じがゆる可愛い

ナマズンでヘイラッシャに地割れ対決を仕掛ける回が好き

 

・どくとちゃんねるf:id:kimitakex:20231113070007j:image

ゆっくり実況は編集で楽しませるコンテンツなのでネタをやりすぎたりしてしまうというか、独特のノリが重たく感じる事もあるが、このチャンネルはバランス感覚が良くて凄いなと思う

最新のサーナイト回、すこだ…

 

あけぼよチャンネルf:id:kimitakex:20231113070329j:image

ボイスロイド実況 ジャンプネタを初め定型的な掛け合い、ネタが多い オタクは定形が好きなので「またこれかよ」と思いつつニヤつく

更新頻度高めで気楽に見れる お風呂入ってる時にウマ娘とかやりながら見てる

シーズン11 何がニーチェだよ

 お疲れ様です。キタカミと申します。段々と涼しくなってきたこの頃ですが、今月はキミタケポケモンが正式に参入し、対戦環境にも新たな風が吹くシーズンとなりました。

例の如く今月の取り組みについてまとめていこうと考えておりますのでよろしくお願いします。

 

1 振り返り

まず話しておきたいのは、私が今月どんな構築を作りたいと考えていたかについてです。さっさと結論を言うと「早い段階で月末まで通じる構築を作りたい」ということ。毎月月末にボコられて泣き腫らす生活を送っていたのでそこを克服したかったです。個人的な見解ですが最終盤は極端にメタが周り、「環境に刺さっていないこと」が評価され始めます。例えばレギュE考察の常識として「アカツキが強いからアカツキに弱い特殊受けは使いづらい」といった考えがあります。ドオーやハラバリー、ドドゲザンは使いにくい…そういう無考慮ポケモンとの戦いが発生してくるだろうと考えました。また、トップメタのポケモンをズラした型で使い、意表を突くイージーウィンを狙ってくるケースも増えるだろうと思いました。前期の耐久振りオーガポンなどです。なので例を挙げるとあくびアカツキやどくびしグライオンなどが増え、一般的な型が減ると読みました。逆に岩オーガポンやジバコイルハッサムなど型の少ないポケモンは減少するはずです。そして更に付け加えると、最終盤は比較的受けよりの構築が増加し、耐久振りが流行ります。キョジオーンだけでなくチオンジェンやヒードラン、ヘイラッシャ、ディンルー、テツノカイナなども増えていくでしょう。その辺を意識して構築を考え始めます。

(10月8日にここまで書いた)

そこで私が目をつけたのはステロ展開です。

ステロ展開は環境の変化に左右されず安定した勝ち筋を追うことが出来、絶対的に数を減らすことのないカイリューに負担を掛けられ、相手に選出誘導を与えられます。そして今期ステロ展開はディンルーの減少につき警戒が薄くなり、そしてその時流を見て浅はかにもディンルーやランドロスを使う者が中盤からチラホラと増え始めるはずです。それを見て始動要員への対策ルートを仕込む者が増える…そこまで読んでやろうと思いました。つまりディンルーを見せつつウーラオスやパオジアンといった対策ポケモンを呼び、それらに強く出られる異なるステロ撒きを使えばいんじゃねとなったのです。

ここまでの深淵なる思考が導き出したポケモンはピクシーでした。

まずピクシーでステロを撒き、裏からA振りした予想外ディンルーで暴れる。そして早いポケモンでスイープする。こういう感じのプランです。

そもそも現環境のスタンパの初手はウーラオス、パオジアン、炎オーガポン、ハバタクカミ、アカツキが多く、鉢巻カイリューや飛行テラバカイリュー、ダイスカイリュー、弱保カイリューなども構築によっては出されます。キョジオーンを入れたスタンも数を増やしていて、その場合キョジも初手要員で出されやすいです。これらのポケモンには初手ピクシーがやや有利目だと考えられます。特性の択に加えて火炎玉トリック、電磁波アンコ、たまアタッカー、アッキめいそうなどを考慮すると相手目線は少なくとも有利ではないポケモンに映るはずです。そこを活かそうと考えました。

マジガかつ積むタイプのピクシーが裏から展開された場合、キョジオーンやグライオンドヒドイデといった受けポケモンが大きく不利を取るのでそもそも投げにくく選出を抑制、誘導出来るだろうという目論見もありました。それらしい並びにするため、取り巻きはTODが得意そうなポケモンを並べたりしてます。(ドヒドディンルー擬装)

このピクシーディンルー構築は非常に手応えが良く、取り巻きを変えながら高い勝率で1800まで載せられました。なのでこのまま少しずつレートを上げていこうぜ〜となったのですが、10月20日以降から途端に勝てなくなり、3万位くらいまで普通に落ちました。選出が読めなくなったのです。

この辺から完璧に自分を見失い。何があっていて何が間違っているのかがよく分からなくなり、分からないまま終わりそうになりました。とりあえずレートを上げなきゃいけないと焦った私は、壁+積みエースという安易な作戦でしばらく20000位〜5000位くらいを彷徨い歩きました。隠密マントビルドソウブレイズ、ちょうはつビルドウーラオス、身代わりカイリュー、のろいカビゴン、瞑想ガチグマ、のろいヘイラッシャ、最速剣舞水オーガポン、チョッキイダイトウ、クリアチャームトドロクツキ、ダイスセグレイブ、ビルドじわれランドロス、クリアチャームギャラドス、スカーフトリックシャンデラ、ダストシュートエースバーン、弱点保険コータス、ラムクエスパトラ、くだける鎧バルジーナ、1ウェポンイルカマン、ウッウ(迷走の象徴)などが浮かんでは消え、普通に月末になりました。最終日までで何とか1800帯に上がるのが精一杯でした。

肝心の最終日の対戦は「相手構築の約60%にヘイラッシャが入っている」「岩石封じが5回中1回しか当たらない」「ピクシーとサーフゴーが並んでいる構築であるがキョジオーンとグライオンの被選出率が100%」「ピクシーがキョジオーンの地割れを避けたら切断される」「どくびしが4体刺さらない構築であるのにどくびし始動をされる」「イバンの実テツノカイナのインファイトが急所に当たるケースが2回」と言った有様で、とてもマトモな対戦環境、マッチングではなかったように感じます。レートを上げられなかったからでしょうか。

 

2 まとめ

語りたいこともないです。構築の弱点を改善するというより、極端に不利な乱数や極端に環境的に考慮しにくい並びに、極端に偏ったマッチングが続き、行動も選出も意味不明。ただでさえ時間も満足に設けられない中、しょーもない。

以前の月は結果に結び付かずとも向上に繋がる何かがありましたが、10月は結局何もなかったです。ニーチェは「人生は苦しみであり、生き延びることはその苦しみに、意味を見出すことである」と述べていますが、オメーもポケモンやれよと思います。

こういう残念な感じの気持ちは経験上時間が癒すので、しばらくは別の方向性で楽しませてください。