シーズン14 とても悔しい

 お疲れ様です。キミタケと申します。今月もランクマッチの振り返りをしたいなと思います。例の如く雑記の色を帯びていてやや冗長な文章になってしまっているかもしれませんが、ご容赦くださると幸いです。

新年最初のシーズン14は新レギュレーション。碧の円盤で解禁された一般ポケモンラティオスなど一部の準伝説ポケモンが解禁され、新たな風が吹くシーズンとなりました。「パオカミウーラ」を初めとする従来の強力な並びを崩すポケモンは?その対策は?様々な構築タイプに対応出来るか、視野の広さとバランス感覚が問われるシーズンという印象です。

私は、今シーズンは「選出誘導力を高める」というスローガンを掲げ構築を考えました。自身が好んで使用する対面構築、その勝率を高めるのに最も有効な要素は選出にあるとしみじみ考えたためです。その辺が実際のとこどうだったのかこれから振り返りたいですね。

f:id:kimitakex:20240201111115p:image

 

・構築を組む

前期使ってた未完の並び(オオニューラ、ハバタクカミ、カイリュー)に未練がましくも可能性を感じていたのでここからスタートしました。

f:id:kimitakex:20240201042856j:image
f:id:kimitakex:20240201042901j:image
f:id:kimitakex:20240201042858j:image

努力値は確かこんな感じだったような…?気がします。

耐久振りオボンオオニューラはですね〜フェイタルの不快な上振れ要素があってパオカミウーラ、オーガポンにやや有利を取れる優秀な初手要員です。対策が薄い構築には無類の強さを誇ります。

オオニューラで対面突破、甘えるカミで起点作成or対面突破、ラス1にスケショカイリューを繰り出す、このシンプルな3匹が基本選出です。

この並びは前期から特にアップデートされてないので、残りの3匹で弱点を補ったり選出誘導を考えたりします。対策が必要な要素を挙げてみましょう。

(1)霊獣ランドロス

まず、オオニューラを初手に出す構築はランドロスに非常に弱くなります。逆に言うと強烈にランドロスを誘えるので上手に対策出来れば儲けものです。ランドロスはめちゃ強いブリジュラスに強めなので中盤以降の環境ではかなり流行していました。

型はクッション的な運用に長けたHDオボンかスカーフが主流で、ブリジュラスやウーラオスと組んで攻めっけのあるサイクルを回してきます。ドヒドなどと組む受けサイクルのパーツ運用は気持ち少なめでした。カバルドンなどに薄い構築の場合挑発を採用していたりします。素早さラインは無補正4振り、最速アカツキ抜き、準速スカーフ辺りが多そうです。

(2)キョジオーン

相変わらず一定の人気はありそうです。呪い型が流行ってると聞いたのでみがまもは切り気味に考えました。選出誘導でそもそも出さない方向でお願いしたいポケモンですね。どくびし要員、アンコール要員と組んでいることが多いので取り巻きの型をある程度読めます。

(3)ブリジュラス

ポケモンホープ、ブリジュラスはスケショカイリューの勝ち筋を通しにくくなるポケモンです。サーフゴーで対策するトレーナーが多く、吠える採用よりドラテ採用が多数派になると考えました。妖テラスで居座れると対抗しやすそうです。

がんじょう、持久力ともに優秀。型が豊富でスタンにも違和感なく組み込まれる厄介なポケモンです。特殊方面の選出誘導力があり、ブリジュラスに選出を歪められないことが構築の安定感に繋がります。

ブリジュラスの項で言及してしまいますが、ディンルーなどのステルスロック始動全般に弱いのでまとめて対策したいですね。

(4)グライオン

低速受けサイクルの要、グライオン。まあ要は受けルです。ある程度の対策はしたいと思いました。今季はそこまでしっかり対策しない方針で考えます。何故かと言うと、一度考え出すと性格的に完璧な対策を考えすぎてしまいアホみたいなことになるから(なったから)です。

(5)タケルライコ

瞑想エースに結構弱いです。オオニューラのどくびし展開を匂わせる並びを作れればライコの選出を抑制出来そうですが、対面してしまった時に抗える余地は欲しいところ。ひかえめ4振りくらいの火力を勝手に想定してたんですが、結局多そうな調整はよくわかりませんでした。

 

取り敢えずこれらを踏まえて用意した3匹がコチラ!

f:id:kimitakex:20240201051042j:image
f:id:kimitakex:20240201051039j:image
f:id:kimitakex:20240201051036j:image

ランドロス+ウーラオスに強く熱湯火傷のイージーWinが狙えるスイクンからスタートしました。スイクンは一般的にみがわり瞑想吠えるの型が多く、再生技が無いため高い負荷を与え続ければ突破出来ると考えられています。ねむねご型にする事で認識をズラし、アカツキを始めとした特殊ポケモン相手への居座り性能を高められるのでは〜という期待を抱きながら育成しました。あくび展開も余裕でカット出来ます。まあまあ強かったです。カイリューのアンコールや眼鏡サフゴのトリックに縛られるのが嫌だったので準速サフゴ抜きまでSを振ってみました。耐久値がギリッギリなのでDに振る方が良かったかもしれません。

スイクンが苦手な水ポンは軸の3匹が強く出られるので相性自体は良かったと思います。

次に考えたのはイーユイです。サイクル破壊と、あとキョジオーンのゴテラ展開を牽制。オバヒでチョッキでないランドロスや眼鏡カミを飛ばしたり対処が面倒なアカツキやサフゴに選出のリスクを与えます。ブリジュラスにも強そう。ランドからウーラオスに引かれるのが嫌だったので飛行テラバ型にしてみました。イーユイのゴテラ、妖テラはそれなりに有名なのでカイリュー地震を選ぶことも多く、選択肢の一つとしてはいいかなと感じました。

最後は挑発グライオンです。カバ、ディンルーに強く、キョジオーンの選出をかなり抑制し、グライオンミラーに強そうです。身代わりはステロとかにした方が出しやすいとは思ったんですが、一長一短だと思います。ランドロスを使っている方にグライオンがいると面倒だよね〜と言うことを教えていただき、シーズン後半に投入してみたポケモンです。グライオン入りにランドロスを出したい場合ウーラオスやパオジアンを出さないとケアが疎かになってしまうので、テーマに掲げていた選出誘導力が強く感じられます。グライオンがパーティにおり、耐久型と思われるスイクンがいると途端にオオニューラがどくびし要員に見えてくるのか、見た目の相性も良さそうでした。あまり出しませんでしたが、構築の完成度を高めた良いポケモンだと思います。ご助言下さったかげものさん、ありがとうございました。とても嬉しかったです。でもな〜グライオンの調整やテラス、技構成などは考察の時間が少なかったと感じます。TODプランに寄せて考えた方が良かったかもしれません。うーん。この枠はアロキュウとかにしても良かった…かもしれないです。でもグライオンの方がオシャレって言うか〜。

f:id:kimitakex:20240201054619p:image

こんな感じの構築に仕上がりました。

選出は①カイリューが通しやすいか、②オオニューラが初手に出しやすいか、③スイクンを通しやすいか、の3点を順にチェックし、後は相手の気持ちを考えながら真心を込めてポケモンを選びます。この辺は構築の練度を高めるのが良さそうです。先月から続けて使っているポケモンもいるので、そこは大分マシだったと感じます。

 

・何故負けたのか

レート2000踏めませんでした。正確には何故勝ちきれなかったのか。

1つは、最終日までの準備が足りなかったこと。上記のグライオンもそうですが、まだまだ突貫工事な構築だと思います。オオニューラのフェイタルで無理やり拾った試合も6試合ほどあり、もう少しブラッシュアップ出来た気がします。

1つは、後発ウーラオスと初手カイリュー相手に取りこぼした試合があったことです。ウーラオス剣舞や鉢巻インファでスイクンに突っ張って来た時、熱湯火傷を引けないと突破出来ないケースがありました。対戦相手がスイクンにやりずらそうにしているのは感じたんですが、強引に突破される場面も。場持ちを優先し食べ残しにしたんですがここをゴツメに変えたり、ねむカゴにして色々試したりするのもやりたかったです。初手カイリュー、難しいです。オオニューラに合わせてくるカイリューはラムやゴツメが多いんですがたまに竜舞スケショとかが来たりします。攻撃的なカイリューの切り返しはスイクンでは安定感がなく、熱湯火傷を引けずスケショでガツガツ削られたりします。ハバカミの甘えるで起点を作りたいですが、上手く選出出来ない時もありますしね。

1つは、最終日のツキの無さです。これは…言い訳です。私が私を贔屓目に見て擁護している部分があると思います。私も運勝ちしてますし。パオジアンの絶対零度が4/6で命中、ブリジュラスの素エレクトロビームが急所に当たる、2連痺れから急所。私も運勝ちと運負けを繰り返していて、少しだけ運負けの方が多かったかも。試行回数を重ねてトライし続けなくては文句を言う資格はないのですが、用意した時間が少なかったです。こういった記述をすると、私に理不尽な運要素を押し付けられた方への失礼に当たるやもしれません。マジで私が弱いのが悪い。

f:id:kimitakex:20240201062737j:image

最高はココ。

 

・まとめ

当座の目標に掲げていたレート2000、インフレシーズンの波に乗り、十分達成出来る可能性があったと思います。すごく苦手な構築があまりない、比較的優等生な構築です。

それだけに、とても残念でなりません!悔しい!悔しい悔しい!悔しいよ〜悔しい悔しい悔しい。

暫くは存分にヘラって、気持ちを切り替えたいところです。大幅に使用構築のタイプを変え、もっと柔軟な発想で構築を考えられるようにしたいと思っています。

他のプレイヤーの皆さんの強さを実感する月にもなりました。私が難しいと思っていることを事も無げにやってのける。別格の極道たちにリスペクトです。

とにかく、この記事を書き記す意義は、この悔しさを忘れないことです。暫くは肌寒い夜に思い出すことでしょう。パオジアンの絶対零度、その冷たさを。

f:id:kimitakex:20240201062302p:image

キミタケ&スイクン ここに眠る