お疲れ様です。キミタケ(TNサリュ)と申します。最高順位はシーズン4の836位、最高瞬間レートはシーズン5の2045の中堅トレーナーです。
7月のランクマッチは如何でしたか?ウーラオスやヒスイポケモン達が解禁されたレギュレーションD初のシーズンということで、対戦界隈も盛り上がっていたように思います。
私もSV新規のトレーナーながら大分熟れてきた頃合でして、結果を出すぞ〜とふんふん息巻いていましたが、結果から言えば700戦して20000位くらいでフィニッシュして終了しました。
なぁぜなぁぜ?(皆さんが嫌がるフレーズらしいのは知ってます)
今回は私がどのように7月のランクマに挑んでいたかを振り返る記事にしようと思っています。
めっちゃ負けた者の思考をお届けします。
こう…向上したいな〜と切に思ったので、ご覧いただけましたら是非ともご意見頂戴いただけると幸いです。結果を残された皆さんのお話も勿論ですし、私と同じ雑魚負け犬の皆様も感じたことを教えていただけたら、簡単なコメントでもとっても嬉しいです。好きなラーメンの話とかでも歓迎します。Twitterでの絡みがない方も気楽に是非!
・構築を組む
私が構築を組む上で意識することは2つで、1つ目は「対面的であること」、2つ目は「強いポケモンに強く出られること」です。
1つ目に関してはプレイングの好みですが…例えばパオジアンをスカーフ+蜻蛉返り→ゴツメで倒したりするような処理ルートはパオジアン側に読まれやすく、対処されやすいように思ってしまいます。それだけ交代技なんかは存在感がある技ですし、マークされそうじゃないですか?
2つ目は、採用率20位圏内にあるようなポケモンはしっかり対策をする!ということ。環境ではマイナーなポケモンは対策を薄くして、よく見るポケモンのよく見る型、よく見る構築を意識します。今シーズンではウーラオスの対策は厚ければ厚いほど間違いなかろうと感じました。ウーラオスはれんげきといちげきの見分けがつかないので、どちらも対策できるのが理想です。
…まずこの2つを踏まえてポケモンを探します。つまり、まずはウーラオスの様々な行動に対して対面的に有利を取りやすく、汎用性も備えたポケモンです。
そこで目をつけたのが襷ゲッコウガくんです。
こんな感じ。ひかえめCSぶっぱ。
ゲッコウガがウーラオス対面でされるのは、①普通に格闘技で殴ってくる ②カウンター警戒で水流連打 ③カウンター警戒でつるぎのまい ④蜻蛉返り(こだわり確定)から特殊受けやカイリューにバック となります。
初ターンカウンター→警戒されたらくさむすび(耐久無振りで乱数50%)と動くことで、おおよそ対面有利と言えます。蜻蛉→ゴーストタイプにバックのパターンは終わりですが、あまりにもその動きが匂う場合はドロポンを押していました。
襷込みならツツミ(フリドラ氷除く)やハバカミ(ムンフォCダウン除く)も対応出来て、ディンルーもかなり厚く振っていないとくさむすび→ドロポンの2発で落とせます。パオも襷の聖剣持ち以外は有利。れいじゅうボルトロスもチョッキでなければドロポン→みずしゅりけんで勝ち。
水ロトム以外の大体の初手要員に強く出られる、出しやすさがウリのポケモンに仕上がったでしょう!
次に考えたのが積み対策です。
今シーズンは積み展開が全体的に強く、ハバカミのめいそう、カイリューの竜舞、ウーラオスの剣舞を初め起点と見たらリスクがあろうが積む!というムーブが何戦か試しただけでも簡単に確認されました。
ゲッコウガがウーラオスを華麗に撃破→カイリューで積みの起点になって終了 というビジョンが脳内で鮮やかに映し出されたため、まずは後出しでカイリューに勝てるポケモンを考えます。
HP1のゲッコウガを前にカイリューが取る行動はしんそくか竜舞しかないはずなので、竜舞カイリューより早く動けてしんそくを無効化出来るポケモンなら対策になるはずです。
当然あまえるハバカミ。(瞑想の枠は迷走した結果でして、殆どシャドーボールで運用してました)
アイへ持ちでも対応出来るよう滅茶苦茶HBベースで努力値を振りました。そしたらガチグマもあまえる→いたみわけで見れるようになったので決まりです。カイリューに確実にテラスを強要出来るのもいいです。かげうちやバレパンを持っているポケモン以外は担当できる物理受けって感じですね。
次はめいそうハバカミやツツミの対策ポケモンを入れようとなり、こんなポケモンを用意しました。
オオニューラです。鉢巻ノマテラ神速を有利な乱数で耐え、おくびょう眼鏡ムンフォも耐える程度に耐久を振り、かるわざ込みでツツミを抜けるS116まで素早さに振りました。
しんそく地震カイリューに強く出られたり、初手のディンルーに投げて剣舞を見せてテラスを強要出来たり、ロトムのボルチェンでかるわざが発動出来たりとオボンとは違った扱いやすさがあり、ふうせんで採用してました。
役割対象が覚えるサイコショックなどの採用率は無視が出来る程度だろう〜と思ったのでそこは切り捨てて考えています。
で、ここまでのポケモンで対応出来ないミミッキュやハッサム、モロバレルといったポケモンに強めのポケモンを連れてきたいな〜と思いヒードランを用意しました。
シーズン中殆どの間は眼鏡で採用してました。なので眼鏡の使用感の方がわかります。HBCS振りです。でんじはサーフゴーを抜けるくらいのSです。
ほのおのからだと草テラバが偉いですね。水テラスのハバカミやハッサムに強く、イダイトウへの打点にもなります。鋼枠の中でも選出誘導力が高く、単体では十分強いポケモンでした。
ここまで構築を作ってきて、受け構築やドヒドイデ、カバルドン、ドオー辺りに弱いな〜と思ったのでじめんタイプを入れることに。はじめはランドロスを使っていたのですが2人しかボックスにいなかったので調整が難しく、ガチグマを採用。
HAB振りをベースに、同速帯を意識して少しSを振っています。
毒テラスの方が明らかに良かったのですが怠慢で水テラスになっています。あとは結構強そうな霊テラバ型を考えたのですが、テラピースが無かったのでやめました。
これでおおよそ形にはなったので、最後のポケモンはまあ環境に合わせて変えていこうかな〜となり、カイリューとかを入れていました。浮いてるポケモンが良かろうと思ったので終盤はクレセリアを採用。キョジオーンとかの対策に。
相手の型に依存したポケモンであまり好みではなかったのですが、単体性能が高くてすごかったです。サーフゴーの強い選出誘導があります。
これで構築が出来ました!嬉しいです。
次に、この構築の選出について思いついた順に書いていきます。
・選出
(1)ディンルーカイリューサーフゴー
標記の並びにパオジアン、ハバカミ、ウーラオス、ツツミなどを加えたいわゆるスタンです。
初手にゲッコウガを投げ、カイリュー対策にハバカミ、あとはヒードランやオオニューラを投げます。
(2)オオニューラ+ゴリランダー
初手のゴリランダーにクレセリアを合わせてめいそうを積みます。ヒードランでも良さそうです。
中盤辺りからスカーフすりかえオオニューラを複数回見たのでオオニューラ単体で見た場合も隠密マント持ちを過信し過ぎないように立ち回りました。
(3)ミミッキュ+イダイトウ
対面的な動きをしてくる構築なので対面的に処理します。イダイトウのお墓参りを耐える調整をしているのでヒードランの草テラバーストだったり、ガチグマのかみくだくだったり、襷が残りそうならゲッコウガのくさむすびで処理します。
(4)トリル+ガチグマ
ガチグマがいたらあまえるハバカミを出します。まあ…それくらいですね…
普通にトリルせず殴ってくることも多かったのであまり拘りすぎないようにしました。
(5)水ロトム入りサイクル
ハッサムなんかが同時に採用されている構築です。選出択、技の択、テラス択と択が付きまとうポケモンなので苦手です。回答も弱い。
とりあえずオオニューラを初手に出してフェイタルクローで小突き様子を見ます。ハッサムが来たらヒードラン、カイリューが来たらハバカミ。
受けへの回答が少なそうな構築だったら多分ロトムがこだわりなので決め打ちして動いたりします。
(6)どくびし構築
今シーズンも時たま見かけました。ガチグマがいると裏選出をしてくることが多かったのでカイリューとかをマークして選出します。ゲッコウガは動きが窮屈になりやすいので出しません。
(7)ヘイラッシャ入り
ヘイラッシャへの有効打があるゲッコウガ、ヒードラン、ガチグマのうち2人を選んで選出していました。高耐久ポケモンの処理は複数匹でやるといいよ〜とポケモン実況者のアシキさんがブラッキーの動画で言っていました。
(8)キョジオーン入り
一応レッドカードを警戒しつつ隠密マントクレセリアか隠密マントカイリューを投げてました。
キョジオーン使いの方はTODが得意な印象があるので、時間を計って戦ってました。
裏を見つつヒードランを選出…後は流れです。
自信満々にヒードランを投げると草テラスや身代わりを警戒するのかあまりほうしは打たれなかったです。実際リスクがある行動だとは思います。
モロバレルのじならし採用率はかなり高くなっていたと思うので、殆ど採用は決め打ちしていました。
(10)受けループ
クレベースやミミズズが霊テラスをしてくると確信しながらかみくだくを押します。
(11)その他
バトンや壁、ムラっけ構築など。はじめはハバカミのほろびのうたやカイリューのドラゴンテール、クレセリアのトリックなどで対策を試みていましたが、段々嫌になり場当たり的な対応になってしまいました。クレセのトリックは来シーズンちょっと使ってみたいです。
・なぜ負けたのか
(1)ゲッコウガの失態
構築の切り込み隊長としていの一番に採用通知を出したゲッコウガなのですが、彼はやや責任感に欠けたところがあり、結論から言えば十分に私の期待に応えてくれませんでした。
特にクソみそだったのが対テツノツツミの対戦成績です。ハイドロポンプの命中率が約60%、フリーズドライによる氷が20%(バトメモに記録してあります)とPTSDに陥っているかのような緊張をゲッコウガから感じました。
対面的な構築において重要な襷を委ねたこと、今シーズン価値の高い水タイプの枠を真っ先に任せたこと、それらが彼を追い込んでしまったのではないかと推察します。実際やや安定感に欠けたポケモンだったかもしれません。(ゲッコウガごめんね)
(2)カイリューは虹だった
七色のポケモン、カイリューに敗れたシーズンでした。私の構築ではハバカミ、ガチグマ、オオニューラで主にしんそく地震カイリューを重く見て対策をしていたのですが、その時々に応じて都合の悪いカイリューが現れて私の横っ面を叩いてきました。以下実際に会ったカイリューを紹介します。
・でんじはエアスラ粉カイリュー(遭遇回数3回)
・ハバカミにテラスを切らず後攻アンコール(遭遇回数3回)
・水テラスたきのぼり(遭遇回数2回)
・10万ボルト両刀カイリュー(遭遇回数1回)
・HP1のゲッコウガに鉢巻けたぐり(遭遇回数1回)
・クリアチャームカイリュー(遭遇回数1回)
カイリューは今シーズン中盤まで殆どが竜舞型だったのですが、20日くらいから型が爆増し始めた印象です。その流行を追えず、考察が足りなかったのは事実ですよね。もっと根本的な対策を用意するべきでした。
(3)構築の組み方
私は膨大な対戦回数で環境に対するメタを把握するようなプレイスタイルを採用しているのですが、使用出来るポケモンが増え、テラスタルへの研究が進み、それが限界になってきた気がします。また、対戦する構築の偏りや連敗時のレート帯などで有意義な対戦を重ねられず、環境理解が甘かったとも思います。こういった原因で結果が出ない方、私以外にもおられるのではないでしょうか。ゲッコウガというメタポケモンを軸に構築を組んだのもその現れです。
次シーズンでは強い動きが出来るパワーのあるポケモンを発見したいところです。課題とさせてください。
(4)連敗
ポケモンHOMEを見てて笑ってしまったのですが、どうやら連敗(まけ)癖があるようです。マゾメスがよ…
特に酷かったのは7月30日から最終日まで。負けが続くとプレイが疎かになっているのでしょうか??自覚は無いのですが…
この魔の区間は被急所率もヤバく、なんと脅威の15分の1。草テラスミミッキュにウッドハンマーを急所に当てられガチグマちゃんが死んだ時は、さすがのKIMITAKEも厨房に入って行ってしまいました~!振り返ってみるとやや冷静さを欠く降参などがあったように思われます。
一呼吸ついて潜る癖をつけないと今後も大変だろうな、と思いました。
(5)普通にパオジアンが悪い
↑↑↑くだらん↑↑↑
・総括
・構築の組み方に難あり?軸になるポケモンを探すのが課題
・特殊な構築への対処を捨てて汎用性を求めたが、カイリューなどにやられて勝率を高められなかった
・育成環境が整っておらず、環境の変化に対応出来なかった
・その他敗因がありそうです(是非ともご指摘ください!)
シーズン8の恥を忘れず…ここに刻みます
安らかに眠れ キミタケ&ゲッコウガ